作ってみよう「ひらがなはんこ」!活用シーンと作るときの注意点を紹介

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いま変わりつつある「はんこ押印」の習慣ですが、まだまだ必要な場面は多く、これからはんこを作ろうと考えている人も多いのではないでしょうか。行政手続きに限らず、自分だけの個性的なはんこを持ちたいという方もいることでしょう。

そこで、名前が「ひらがな」の方にも参考になる「ひらがなはんこ」について、必要となる場面や作り方についての注意事項についてご紹介します。

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「ひらがなはんこ」は作れるか?

まず、素朴な疑問にお答えします。これまで一般的な文書などに押印してきた名前の「はんこ」について言うと、ひらがなのはんこは作ることができます。ひらがなのお名前の方はもちろん、名前は漢字だけれど、はんこはひらがなで作りたいという方も、作るのは自由です。

日常的に使うシーンの多かった認印や訂正印などは、個人の自由なデザインで作ることができます。

大きいサイズならばある程度の文字数にも対応できるようですから、文字数の多い「ひらがなはんこ」を作ることも可能と言えます。また、ゴム版などのスタンプというカテゴリーになると、名前に限らず自由なはんこ作りが楽しめると言えるでしょう。

「ひらがなはんこ」は使えるか?

作るのは自由といっても、実際に使うとなると注意すべき点がいろいろあります。特に注意が必要となるのは公的な機関でのケース。一番使うシーンが多い「銀行印」や「実印」について、「ひらがなはんこ」が使えるかどうかを具体的に見てみましょう。

銀行印として「ひらがなはんこ」

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銀行では、だいぶ以前に通帳への印鑑添付が廃止され、新規口座を開設する際にも届け印が必要ない「印鑑レス」が一部進んでいます。しかし、まだ手続きに必要な場面もありますから、銀行印を作る前に現状のルールについて把握しておきたいですね。

銀行印として使えるのは、「フルネーム」「姓のみ」「名前のみ」が刻印された「はんこ」です。銀行印はお金の入出金といった手続き上、本人との一致を確認するということが一番のポイントですから、登録時点でのルールはそれほど厳しくありません。

例えば、戸籍上では漢字の名前でも、銀行印はひらがなで作ることができます。「山本」→「やまもと」という具合ですね。また、名前の一部だけを使用したはんこもOK。「加藤寿一郎」→「加寿」といったはんこも使えます。

シャチハタやゴム印は使えませんが、自分で彫ったような手作りはんこでも銀行印としては登録が可能。最近では珍しくない図柄の入ったはんこも、名前が確認できるものであれば使用できるようです。そうした特殊なはんこは、銀行に事前に確認するのが確実ですが、いずれにしても「ひらがなはんこ」は銀行印として問題なく使えるということです。

実印として「ひらがなはんこ」

一方で、人生の大事な場面においてはまだまだ必要な実印。自動車や家の購入、生命保険加入や遺産相続など、大事な契約の時には実印が必要になってきます。一生に何度か使う機会がめぐってくると考えられますので、タイミングをみて実印を作る人が多いのが現状ですね。

役所に印鑑登録して使うものですから、保管も使い方も注意が必要で、作ったら一生モノの「はんこ」になると言えるでしょう。実印は「ひらがな」でも作ることはできます。当然、ひらがなのお名前の方もいますから、基本的には住民票に記載されている「氏」「名」と同じ表記であれば、ひらがなで作ったはんこも実印登録が可能です。

一方、戸籍上のひらがなの名前を漢字で作ったはんこは、実印としては登録できません。逆に漢字の名前をひらがなに変えた実印を認める自治体もあるようですから、実印を作る際には事前に確認しておくのが良いでしょう。

偽造や複製のリスクを避けるためにも、実印はオーダーメイドがお勧めです。ゴムやプラスチック製のはんこは認めていない自治体が多いので、作る時は慎重に検討することが必要ですね。実印に使用するひらがなの書体としては、「吉相体」別名「印相体」と呼ばれるものがお勧めで人気も高いようです。

吉相体は文字と枠が接する部分が多いデザインで欠けにくく、漢字と比べても引けを取らない見映えの良さが特徴です。よく見られる形状ですね。

「ひらがなはんこ」のニューフェース

公的な手続きにも「ひらがなはんこ」は使えることがわかりました。では、日常生活ではどうでしょうか。はんこを使っているのは大人だけではありません。何かを確認した証だけでなく、遊びから趣味まで「ひらがなはんこ」は大活躍!では、日常のなかで「ひらがなはんこ」がどのような形で登場しているのかを見てみましょう。

認印としての「ひらがなはんこ」

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日常生活で使われてきた認印といったらシャチハタですね。荷物の受け取りや町内会の集金など、ちょっとした場面で大活躍!あると便利、ないと不便という不動の立ち位置は、今後もしばらくは変わらないでしょう。「スタンプ」というカテゴリーに近いとも言えますが、外国の方も使えるアルファベットの綴りはもとより、最近では図柄が入った認印も人気。

子供用に「ひらがな&絵柄入り」のはんこを作って、親子のやりとりに役立てている人も多いようです。お小遣いをあげたら子供から認印をもらうなどというシーンは、今後もシャチハタの力を借りて、はんこ文化を継承していく形で残っていくことでしょう。

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落款印としての「ひらがなはんこ」

落款印とは、作品が完成した証として作者が捺すはんこのこと。書道や絵画、絵手紙など趣味の場面で使われています。色紙の隅に「ひらがな1文字」の落款印が記されているのを見たことはありませんか?自分だけの個性豊かな「はんこ」として、こうした落款印を作る人も増えているようです。

本格的に石材に彫刻したものや、木製、ゴム製など素材もいろいろ。文字を残す彫り方を朱文(陽刻)、文字を削り取ってしまう彫り方を白文(陰刻)と言い、はんこを押した時に文字が白抜きなる白文は、落款印としてはよく見られるタイプです。

シャチハタからは「プチらっかん」という商品も出ていて、自分の書いた手紙やメモにワンポイントとして使う楽しみ方もあるようですよ。

作って活用してみたい「ひらがなはんこ」

「はんこ」と言っても様々ですが、「ひらがな」の名前の持ち主がひらがなではんこを作ることは問題ありません。時代によって、はんこ文化が変化を遂げていく一方で、新しい命に付けられる名前もどんどん進化を遂げていきます。

はんこに収まらない名前も今後出てくることでしょう。何かを承認するという役割の「はんこ」から、自分を「表現」するための「はんこ」に変わりつつある今、今後の「はんこ」の行方に注目したいですね。